【加工】レーザー光源の分類

レーザー加工の大元となるレーザー光源(レーザーを発生させる装置)には様々な種類があります。

また、分類の方法もいくつもあり、各特徴を十分に把握して、加工に適した光源を選択・利用する必要があります。

レーザー光源は、励起光と呼ばれる小さな光をレーザー媒体中で増幅させて、ある閾値以上でレーザーが発振されます。

主な分類としては、以下となります。

  • 出力:大出力か、小出力か?
  • パルス幅:超パルス(ms)~短パルス(ns)~超短パルス(ps、fs)
  • 波長:短波長(青系)~可視光(緑系)~赤外・遠赤外(赤系)
  • 発振モード:連続発振・パルス発振

直接は、加工には影響しませんが、どのような媒質で発振するかによっても分類されます。

  • 気体
  • 液体
  • 固体

これらは、実際に装置を導入したときのメンテナンスなどのコストに効いてきます。

品質、加工精度や、コスト、速度等によって最適なレーザー光源およびレーザー加工装置を選択する必要があります。また、一口にYAGレーザー、CO2レーザー、フェムト秒レーザーといっても、加工条件によって、できあがる加工品は全く別物となる場合があります。

レーザーは、こなれてきた感がありますが、高品質を求めるのであれば、専門知識が必要となります。

近年では、この専門知識・技能をAIで置き換えようという流れもあり、注目されています。

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