はじめに
最近の大規模言語モデル(LLM)は、目を見張るものがあります。一世を風靡しているOpenAIに追いつこうと様々なサービスも出てきています。
そんな状況でGoogle が出しているのが Gemini ですね。
さて、このGeminiがどれだけレーザーのことを知っているのか確かめてみました。
やってみる
Geminiにレーザー溶接の質問をしてみました。
レーザーを使ってガラスと金属を溶接したいです。どのような装置を使えばよいでしょうか?
すると、こんな回答をくれました。
ガラスと金属のレーザー溶接装置
ガラスと金属のレーザー溶接には、主に以下の3種類の装置が用いられます。
1. Nd:YAGレーザー
特徴:
高出力で安定したビームを出せる
波長が1.06μmと長く、ガラスと金属の両方に吸収されやすい
透過型溶接と反射型溶接の両方 に対応できる
比較的安価
用途:
電子機器部品の接合
医療機器部品の接合
メガネフレームの接合
自動車部品の接合
2. CO2レーザー
特徴:
高出力で深融け溶接が可能
波長が10.6μmと長く、金属に吸収されやすい
溶接速度が速い
用途:
厚板の金属部品の接合
自動車部品の接合
家電製品部品の接合
3. ファイバーレーザー
特徴:
高いビーム品質と安定性
ファイバーケーブルでレーザー光を伝送できるため、取り扱いが容易
コンパクトで設置スペースが少ない
用途:
精密機器部品の接合
マイクロ溶接
ジュエリーの接合
上記以外にも、ディスクレーザーやグリーンレーザーなど、様々な種類のレーザーがガラスと金属の溶接に使用されています。
装置選びのポイント
溶接したい材料の種類と厚さ
必要な溶接強度
溶接精度
予算
設置スペース
これらのポイントを考慮して、最適な装置を選ぶことが重要です。
その他
レーザー溶接は、高エネルギーのレーザービームを用いて材料を溶融・接合する技術です。ガラスと金属のレーザー溶接は、従来の接着剤やろう付けによる接合方法と比べて、以下のような利点があります。
高強度な接合が可能
熱影響部が小さい
精密な溶接が可能
クリーンな接合が可能
一方、レーザー溶接には以下のような欠点もあります。
装置が高価
熟練した技能が必要
一部の材料はレーザー溶接に向かない
レーザー溶接装置の購入を検討する前に、専門業者に相談することをお勧めします。
参考情報
金属ガラスのレーザ溶接:
ガラスにできるレーザー加工とは?:
ほほー、なかなか物知りですね。もう少し踏み込んだ回答を期待したいところですが、そのへんはプロンプトの開発が必要でしょうね。
さいごに
今、話題の Gemini を使ってレーザー溶接について聞いてみました。とっかかりとして、十分な情報が得られました。もっとプロンプトを改良するとより良い情報が得られるかもしれませんね。