概要
メタバースとはインターネット上で仮想空間を生成し、様々な目的での利用が可能なバーチャルサービスです。仮想空間の中では自分の分身となるアバターを用いて、様々な利用が可能となります。メタバースには、次のように、大きく分けて3つの種類があります。
- 仮想現実(VR)
- 拡張現実(AR)
- バーチャルワールド
代表的なプラットフォーム
ここでは、具体的な例を示していきます。
Cluster
日本国内発祥のメタバースで、高い知名度があります。PCだけでなくスマホ、タブレットでも利用が可能です。基本は無料でアカウント登録のみで利用が可能です。ワールドと呼ばれる独立した様々な空間を移動でき、プログラミング知識不要でワールドを制作することが可能です。Unityでの開発が可能なこともポイントです。企業や個人が開催したVR音楽ライブやイベントへの参加や、自分自身で無料イベントの開催も行うこともできます。基本的な利用ではVRゲームのように特殊なゴーグルやコントローラーも必要ありません。
画像引用元: https://news.yahoo.co.jp/byline/yukiigarashi/20200414-00173275
画像引用元: https://creator.cluster.mu/cck-worldcreatetutroial-exhibition/
TheSandbox
ボクセルアートと呼ばれるレゴブロックのような世界観が特徴的です。メタバース内で経済活動が行える点が最大の特徴で、仮想空間上の土地や作品の売買を行うことができます。TheSandbox内で取り扱う土地は「LAND」と呼ばれており、Coincheckやスクウェア・エニックスといった大手企業も保有しています。LANDは発行数の上限が設定されており、投資家や組織が買い集め、希少性が高くなり、高額な取引が行われています。
画像引用元: https://www.4gamer.net/games/502/G050211/20200331037/
XR CLOUD
講演会・展示会・ショッピングモール・バーチャルツアー・パーティー・ファンミーティングなど、多種多様なイベントを構築可能です。大学やテレビ局など業種問わず、さまざまな企業で導入されている実績があります。テキストチャットの利用可能。ブラウザ版とアプリ版の両方に対応しています。カスタム空間の作成にはUnity向けのSDKの提供がなされています。
画像引用元: https://kyodonewsprwire.jp/release/202006181015
xambr(クロスアンバー)
品質が高く、拡張性の高い仮想空間を効率よく実現可能です。PCだけではなく、Oculus Quest 2など、各種VRデバイスに対応しています。決まったフォーマットにコンテンツをはめ込むようなプラットフォームではなく、プロジェクトごとにカスタマイズし拡張できるように設計されています。ホワイトラベル型の独自アプリの開発が可能です。2021年9月に提供が開始されたため、まだ情報が少ないようです。
画像引用元: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000043299.html
メタバース展示会メーカー
プログラミング技術や知識がなくても、簡単にメタバース空間上で展示会開催ができるメタバースプラットフォームです。イベント主催者は、管理画面から自由にブースが配置できたり、動画やテキスト等の情報を掲載したりすることが可能です。テキストチャットやボイスチャットを使用して、来場者や展示ブース担当者とコミュニケーションをとることも可能です。
画像引用元: https://www.nikkan.co.jp/releases/view/150585
参考
- https://www.for-it.co.jp/mediverse/metaverse/metaverse-platform/
- https://xrcloud.jp/blog/articles/business/1156/
- https://creatorzine.jp/news/detail/2364