概 要

より小さく、より精密に、より確実に。製造業のニーズに応える超微小量の液滴を塗布できる新たなディスペンサーシステムです。

femto-SpotterTMは、わずかな液体を正確な位置へ転写(塗布)できます。

その量は、fL(フェムトリットル)~と極々微小です。しかも、高粘度液体にも対応できるため、従来のディスペンサでの悩みを解決できます。

femto-SpotterTM単独でも、また、システムに組み込んでのご利用も可能です。

問合

特 長

微小量塗布注目
従来にない微小量(fL, pL, nL)の液体を塗布できるディスペンサー
高粘度液体にも注目
低粘度から高粘度(~200,000mPas・s)まで様々な液体を塗布可能
正確性
正確な位置へ塗布が可能(位置精度:数µm)
フィラー入り
フィラー入り液体にも対応
目詰まりなし
液体を強制的に押し出すため、目詰まりなし
デッドボリュームなし
高価な液体でも最後の1滴まで使い切り
コンパクト
本体の更なるコンパクト化にも対応
カスタマイズ
システムのカスタマイズにも対応

問合

仕 様

方 式 ニードル転写方式
塗 布 量 fL ~ nL*
塗 布 直 径 5 µm ~ 1 mm*
対 応 粘 度 1 ~ 200,000 mPa・s
本 体 サ イ ズ 36 mm × 36 mm × 170 mm**
重 量 約 200 g

* 塗布液体、塗布対象材料に依存します。
** 突起部含まず

問合

機構概要

サンプル画像

機構の簡単な構造は、以下の通りです。

    1. ニードル:液滴を転写するニードル
    2. リザーバ:塗布液体を保持する筒
    3. 塗布液体:ニードルで塗布される液体はリザーバに保持
    4. 塗布対象:ニードル先端に付着した液体を転写

機構の簡単な紹介は左図の通りとなります。

    1. ニードルがリザーバ内で降下
    2. ニードルがリザーバの穴を通してリザーバ外へ突出
    3. ニードル先端に付着した微小な液体を対象面に転写
    4. ニードルが上昇し、リザーバ内に戻り、次の塗布へ移行

問合

応用例

  1. 製造業に必須の液体制御
    1. はんだペースト
    2. 接着剤
    3. インク、塗料
  2. 研究開発にも
    1. DNAや試薬など高価な液体
    2. 導電性インクでのパターニング
    3. 定量的な接着剤量の決定

問合

システム

  1. ヘッド単体からシステム化
    1. ヘッド単体による試作実験
    2. システムに組み込んで小ロットの生産
    3. インラインでの本格生産まで
  2. 高スペックの量産システムも用意
    1. 高精度デスクトップシステム
    2. バッチ式生産システム